マダガスカルという国に行ってきたーその2(首都アンタナナリボ)
現地で行った場所を、つらつらと述べていく。
アンタナナリボ
首都アンタナナリボ
通称"Tana"(タナ)と言われ、現地の人も"Tana"と呼んでいる。
レミューパーク
タナの郊外にある。
その名の通り、レミューが飼育されている公園。
フランス人と日本人の夫妻が経営しているらしいのだが、園内で特に言及はなかった。
公園といっても、案内所とけもの道がある程度で、ほとんど山みたいなもの。
園内はガイド付きで歩く。ガイドは英語ができる人間が常駐しているので、園内の案内には困らない。
たしか全部で8種類のレミューがいたはず。
色々とガイドに聞いてみて、わかったことは
- レミューたちは、同じ種類のレミューだとなわばり争いをするが、別の種類のレミューなら同じエリアに共存可能
- レミューパークでは、(ペットとして)違法飼育されていたレミューを引き取って、飼育もしている
- ガイドいわく「日本車はクールだ。おれはトヨタが欲しいね」
アンタナナリボ駅(Gare Sorano)
アンタナナリボの繁華街にある駅。
コロニアル調の駅で風情がある。
駅舎内では、おみやげ屋のような店がならび、可愛らしい品物を売っていた。
駅と言っても、日本人が想像する駅とは大きく違う。
旅客は扱っていない様子で、貨物の入れ替えをしている程度だった。
駅舎内にも、切符を販売していると思われる箇所はなく、ただただおみやげ屋が並ぶだけだった。
駅にはホームが1つしかない。しかもそのホームもコンテナを積み下ろしのためにのみ使われている様子だった。
café de la gare
駅舎内には、Café de la gareというレストランがある。
「昔の駅をイメージしたレストラン」という表現がしっくり来るレストランだった。
客はほとんどがヨーロッパ人で、あとはマダガスカル人のギャルがお茶をしているのもちょいちょい見受けられた。
適当にサンドイッチ(600円くらい)を頼んだら、かなりボリュームがあるサンドイッチで驚いた。
このレストランは無料で無線LANが使えるので、休憩しながら、情報を集めるのにもってこいの場所だった。
独立大通り
駅を始点にして広がっている大通り。
ここで独立運動の暴動が起きたらしい。(テレビでそれらしきことを言っていた)
いまは、商店が立ち並ぶ賑やかな通りになっている。
人々が群がっている屋台では、お手軽なご飯を売っていた。
そこら辺で物を売っている人々。
店を構えていない商売人達は、店の前に(勝手に?)色々と並べて物を売っている様子だった。
売っていたものは、携帯電話やベルト、違法コピーっぽいDVDなど。
本屋が何軒かあったので、覗いてみたが、どれもキリスト教の本屋だった。
マダガスカルでは、人口の約40%近くがクリスチャンでかなり信仰は強いらしい(友人から聞いた話)
キリスト教の本屋では、フランス語、マダガスカル語、英語の3言語の本が並んでいた。
女王宮
フランス植民地時代よりも前に、マダガスカルを支配していた王朝の宮殿(跡)
ここでは女王宮で専属のガイドが説明してくれる。英語ができるガイドも数人いるようだ。
色々と細かく教えてくれたのだが、値段で揉めたので、注意が必要(後述)
跡。というのは、95年に火災があって、宮殿が消失してしまったからだ。
いまは消失してしまった建物を再建中。女王宮のガイドによると、再建には日本の援助が入っているらしい。
マダガスカルの植民地化は他のアフリカ諸国と比べると、特殊な経緯をたどっている。
そのあたりの詳しい事情はこの本に詳しく書いてあるので、行く前に読んでおくといいと思う(マジでオススメ)。
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女王宮はタナではもっとも高い場所にある。
なので、女王宮に登れば、タナの街並みを一望できる。
中央に見えるスタジアムではサッカーの練習をしていた。ガイドが言うには、「マダガスカルのチームはアフリカリーグでも最弱だよ。」
スタジアムの奥にある池は人工池。中央にそびえる碑は第一次大戦で戦士したマダガスカル兵へのモニュメントだそうだ。第一次大戦時には、フランスの植民地だったので、マダガスカル兵もヨーロッパの戦場で戦闘に従事していたらしい。
その奥の緑が広がる部分は水田・・・と思いきや、そうではないらしい。ガイドが言うには、半分くらいは水田だが、残り半分は単に水没してしまった土地だそうだ。(マダガスカルの雨季は本当に雨の量が多い)
その他、ガイドが教えてくれたこと
- マダガスカルの公的教育は無料ではない。べらぼうに高い額ではないのだが、それでもとても貧しい家庭では子どもを学校に行かせることはできない。
- 土地が水没するのは、マダガスカルの雨季のせいもあるのだけど、それよりも排水が整っていない方が問題
値段でガイドと揉めた話
ガイドにガイド料金をボラレてしまった。
地球の歩き方には、2万アリアリ(1600円程度)と記載があったのだが、結局は5万アリアリ(4000円)近く持っていかれてしまった。
ガイドの言い分はこうだった。
- 1万アリアリは入場料として市が持っていく
- 俺たちガイドは市からもらうお金だけでは食っていけない
- だからガイド料を別にもらうことにしている。他のガイドもみんなそうだ
- 5万アリアリで、近隣の博物館のガイドもやるよ
という話だった。
そういう物なのかな。と思い、言い値の5万アリアリを払った。
すると、「おっと、博物館に入るにはあと1万アリアリ必要だ。二人分のチケットを買ってくるから、1万アリアリをよこせ」と言ってきた。
ここで私は、「お金がない(隠し持っていたけど)」と言うと、「そうか、じゃあ、また明日来たら、案内するよ。」と言って、去っていった。
ちなみに、後で友人に聞くと、博物館は入館料は無料らしい。
完全にボラレてしまった。外国人にはよくあることだそうだ。
なので、必ずガイドが始まる前に値段をきっちり定めておくことが大切。
私のように、ガイドをひと通り終えてからだと、向こうの主張が強くなってしまう。
JUMBO(ジュンボ)
私は海外に行くと、現地の人も買い物をしているスーパーマーケットの行くのが大好きだ。日本人の感覚では奇妙に感じる品物に出会える確率がとても大きい。
そこで、JUMBOという巨大なスーパーマーケットに連れて行ってもらった。タナでは1番大きいらしい。
日本でいうところのイオンのような複合施設だった。
いくつか、見つけたものを紹介する。
数独のテキストが売っていた。この国でも数独プレイヤーがいるようだ。
Made in Chainaのラーメン。「らーめん 麺 だけ」と、わざわざ麺しかないことを教えてくれてるのは親切心なのだろうか・・・
ジョークTシャツ。もちろん元ネタはSUPER Mゴホッゴホッ。失礼!・・・ですね。
9D CINEMASという謎の看板。4Dの映画館は日本でも最近、登場してきたが、あと5次元は何をしてくれるのだろう・・??