マダガスカルという国に行ってきたーその1

マダガスカルという国に行ってきた。

良い国だったので、良さを少しでも知ってもらうため、記事を書くことにした。

準備編

旅行日程について

休みを2015年2月3日から2月13日まで確保できたので、この期間で旅行に行くことにした。

後述もするが、結局は10日に日本に帰ってくる飛行機を取った。

なので、2月3日〜2月10日の旅行をしてきたことになる。

航空券、VISAについて

航空券

日本-マダガスカルの一般的なルートは、日本-バンコク(タイ)-アンタナナリボマダガスカル)だろう。

マダガスカル航空のサイトから購入することもできるが、乗り継ぎの飛行機を自分で考えないといけなく、なかなか面倒。

さらに、購入時にはパスポート番号が必要になる。

私の場合は、

  • パスポートの発行手続き中だった
  • 乗り継ぎも考慮にいれておきたかった

という2つの理由で、私はエイビーロードで羽田-アンタナナリボのルートがセットになっているパックを購入した。

運営会社のグリフィンツアーはとても親切なところで、問い合わせをした数時間後にはメールで連絡をしてきてくれた。

パックの販売価格は15万ほどだったが、燃料サーチャージがついて24万ほどになった。

現金の持ち合わせがなかったので、「分割でクレジットカード払いにしたい」という要望にも快く応じてくれた。[1]

羽田-バンコクはかなり頻繁に便があったので、まったく困らなかった。

が、バンコク-アンタナナリボは週に2便しかないので、旅行日程を合わせるのがなかなか大変。[2]

私の場合は、飛行機の都合で、休みをフルに使わず、早めに帰国する日程になった。

VISAについて

VISAは入国時に取得することにできる。

10日以内の滞在なら無料。

が、余計なトラブルを増やしたくなければ、事前に申請してしまった方がいいかもしれない。

特にフランス語ができない場合は、事前申請した方がいいと思う。

入管管理職員もあまり英語が通じないので、VISAの手続きだけでも大変だろう。

マダガスカル大使館は麻布10番にある。

大使館職員は日本語が通じるし、VISAの発給職員は日本人なので、かなり安心。

当たり前だが、VISA申請時には、マダガスカルでの滞在先を申告しないといけない。

言葉について

外国に行く醍醐味の1つは外国語だと思う。

現地語を、挨拶だけでもできると、現地の人はかなり喜んでくれる。

ぜひ覚えていくといいだろう。

マダガスカルでは公用語が2つある。

英語はほとんど通じない。[3]

フランス語は、公的教育で教えているので、だいたい通じる。[4]

ちなみに、私はフランス語はまったくできない。なので、旅行中はいろいろと困った。

マダガスカル語が一番通じる(当たり前だけど)

マダガスカル語の文法は複雑怪奇ではない。(アラビア語やドイツ語に比べたら。の話)

基本文法ならば、1日あれば理解できるので、勉強していくといいと思う。

このサイトは日本語でマダガスカル語文法の解説をしていて、とても為になった。

それと、基本フレーズの学習と音の聞き取りには、Peace CorpeのサイトからPDFとオーディオが無料ダウンロードできるので、活用するといい。

持って行くといいもの

パスポートとか当たり前のものは省略。

地球の歩き方

例によって、「地球の歩き方」は、とても情報を網羅している。

持っていくだけでなく、事前に読んでおくべき。

特に入国のあたりは必読。

旅のゆびさし会話帳(フランス語)

フランス語ができない人は必須。

私は何度、この本に助けられたことか。

旅の指さし会話帳〈17〉フランス―ここ以外のどこかへ! (ここ以外のどこかへ!―ヨーロッパ)

旅の指さし会話帳〈17〉フランス―ここ以外のどこかへ! (ここ以外のどこかへ!―ヨーロッパ)

無線LANが利用できるデバイス

ホテル、外国人が集まるレストランなど、街中でも無線LANを介してインターネットに接続できるところがある。

情報収集のためにも、無線LANが利用できるデバイスは必須。

海外のSIMが使える携帯デバイス

現地でSIMカードを買ってしまえば、3Gでインターネットに接続もできる。

なので、SIMフリーのスマートフォンがあればベスト。

えっ、そんなのないって?

そういう時は、Jailb...ゴホッ ゴホッ ゴホッ...失礼!をすれば、日本のキャリアで提供されている端末でも海外のSIMカードが利用できる。

グーグル翻訳

グーグル翻訳は持っていく携帯に入れておくべきアプリ。

特に私の様にフランス語すらできない人間には必須。

旅のゆびさし会話帳でも解決できなくなった時、"Attendez, s'il vous plait."(ちょっと待って)と言って、さくっと翻訳して、相手に見せる。

こうやって何度か苦境を乗り切った。


[1] 分割でカード決済はできない。とのことだった。が、グリフィンツアーの方からカード会社の「後から分割」を利用するといいですよ。とアドバイスをいただいた。

[2] マダガスカル航空の機内誌によると、「今後3年以内で、日本からの観光客を3倍にする。そのためにHISと正式な契約を結んだ。」という記事があった。もしかすると、もう1便くらいは増やしてくれるかも(期待)

[3] 体感値では、観光産業に従事しているマダガスカル人の100人に30人程度が英語を理解できる感じ。街を行く人だと、100人に1人いればいいほう。

[4] 「首都アンタナナリボでの」の話。現地で暮らす友人によると、地方ではフランス語も通じない。とのこと。学校教育でも、私立学校では完全にフランス語で教育するものの、公立学校では外国語として教えている程度らしい。ちょうど日本における英語みたいな位置づけだろうか。