Toward a quantitative approach to online pornography
「人類最古の職業は売春である」という言葉があるくらい,人類は常に性欲とともに生きてきた..と,そういっても過言ではないだろう. 最近では,サルでも類似した能力があると発見されたりしている(参考
そして,アダルトビデオは,性欲と人類の夢とロマンがつまった集大成なのかもしれない. ならば,その集大成を分析してみるのも悪くないだろう.
と,いう目的なのかは知らないが,アダルトビデオサイトから集めたデータセットを作り上げてしまった人たちがいる.
しっかりと論文も出していて,良い仕事をしていることが伺える.著者には,INRA,パリ第8大学,パリ第7大学,フランス人の素晴らしい仕事だ.
データセットの内容はここに記載されている. データセットは自由に利用が可能なので,アイディア次第では良い分析ができるだろう.
このデータセットからPorngramというwebアプリケーションも作成して公開している.
読んで字の如く,このデータセットから構築したn-gramだ(とは言っても実態はUnigramのようだが) キーワードがグラフ化できるので,少し遊んでみた.
まずふっと思いついた"japanese"
なるほど,2011には大人気だったらしい.
それでは,どの国籍が人気なのか?というのもちょっと気になる. あくまでぼくの知識ではあるが,よく見るキーワードを入力してみる.
2008年にはロシア人の方が人気だったが,2012年時点では日本人がトップ人気だ. とはいえ,うかうかしていられない.インド人の人気もじわじわ来ている. 2013年はどうなっているのだろう.
では,次は人種で比較してみよう. (人種比較は倫理的な意味であまり好ましくないのかもしれないが,少なくともポルノサイトではきっちりカテゴリーとして存在しているのも,また事実である)
なるほど,常に黒人系がトップ人気である. たしかに黒人はたくましく,パワーを感じるから,それが人気の秘密なのかもしれない.
最後に,ジャンル比較してみよう. キーワードの解説はあえてしないので,自分で調べてほしい.
blowjobの不動の人気ぶりが伺える.きっとこれからも人気が続くだろう. 似たジャンルではcumshotがあるが,これはblowjobよりかはちょっと人気が落ちる. たしかに,(個人的な経験では)blowjobは多い.
ちょっと意外に感じたのはhentaiの低さだ. japaneseが高かったので,じゃあhentaiも多いだろう,という直感で調べてみたのだが,まったく違った. きっとhentaiというキーワードはあまり浸透していないのだろう.