「ヨーロッパ風のオレかっこいい」って思ってる愛知県民の日記

フランスでポスドク(なぜか公務員)やってる人の記録。博士(情報工学)。

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ドイツで運転できちゃうぼくはすごい、だけど、インド人には敵わない

朝はやくに空港に向かう。搭乗時間が早すぎて電車では間に合わない。Uberで空港に向かう。もったいなない気もするが、こういうときは仕方ない。Uberの運転手と世間話をする。ぼくのフランス語は適当な会話をするくらいがちょうど良い。 空港のゲートで出発を…

航空券を定額の半額で購入できた。運が良い。

フランクフルトへ飛ぶために航空券を買う。ニース→フランクフルトはたかだか1時間半程度の中距離便に過ぎない。にも関わらず、航空券はときどきものすごく高価になる。週末の航空券の相場は500€くらいだろう。 そんなわけで、ぼくがニースとフランクフルト…

昼の時間、同僚と研究課題の話をする。時間構造をもったデータの線形Regression modelを構築したいという話題。「Transformer全盛期の時代に線形Regressionなんて」という声も聞こえてきそうなものだ。けれども、線形Regressionモデルはやはり軽いので、そこ…

中国人論文生産工場の謎

フランス人の友人と雑談する。友人がいうには、中国出身同僚が1年の論文発表数が12程度もあるとのこと。そのうち、第一著者の論文が6本。そんなわけないだろう、不可能だ。とぼくが思った。 しかし、その仕組みを聞くと腑に落ちた。なぜこんなことが可能…

泥洗顔石けんを求めて、おばちゃんと無駄話

ガールフレンドの誕生日プレゼントを探す。それとなく、化粧品の会話を振ってみると「誰か女にプレゼントするの?」と聞かれた。ちげーよ。インド出身の彼女は「泥の洗顔石鹸がインドではありふれてるけど、ヨーロッパに来てから目にしてない。あれ、いいの…

統計学者たちにプレゼンしたら、ぼくのバカ外人っぷりが浮き彫りになってしまった

大学でプレゼンテーションした。相手はプロの統計学者たち。ぜんぶで8名ほどが来ていた。 おっさんの一人がずっと苦しそうな顔をしていた。苦しそうな顔をされるとこっちも苦しい。ぼくの目には、おっさんのメッセージが「ああ、こいつわかってねぇぇぇ。ク…

フランス公務員は食事回数をカウントしなければいけないらしい

オフィスに行くのがかったるい。家で作業することにする。午前中は書類処理をする。このところ、書類処理が多い。ぼくの仕事はいったい何だっけ? 処理していた書類は出張の経費申請の書類。経理のおばちゃんが言うには「最重要書類」が「食事回数の申立書」…

アルジェリア軍技術将校はしんどいらしい

オフィスに行く。昼食後、同僚と雑談する。 アルジェリア人女性がラマダン開けの予定(イード休暇)の話をしていた。今回のイード休暇では旦那のところには行かない予定と行っていた。そもそも旦那は軍の寮に住んでいるから行けないとのこと。さらに、旦那は…

荷物を詰めて送るときのお作法

日本の友人に荷物を送る用事があった。 友人が「松の実」を欲しいと言う。ぼくにとっては聞いたこともない代物。お菓子作りに利用するらしい。 ぼくの勘で、「ちょっと質の良い材料」はNaturaliaかMonoPrix'だろうと考えた。予想どおりNaturaliaで簡単に見つ…

フランスで3輪トライクを楽しむ

ぼくはフランスで3輪トライクを運転している。Piaggio MP3と呼ばれる車種。かなり安定しており、楽しい ;-) そもそも、元々は車の購入を考えていた。しかし、駐車場スペースの理由からトライクへ変更したという経緯がある。ぼくが居住する街は、いわゆる旧…

フランス語の学術会議にうっかり参加してしまった話

近隣のニース市で学術会議が開催されたので、公聴で参加してきた。参加費が予算から出るのはありがたい。 会議のテーマは医療データとデータサイエンス。てっきり国際会議で英語が標準語だろうと思っていた。が、参加してみるとすべてフランス語のローカル会…

ぼくはフランスの公務員になっていた

ぼくはフランスの公立大学でポスドクをしている。ある日、契約書を見ていて気がついた。「ぼく、公務員やん」と。 フランスでは公務員を "agence publique/fonction publique" と呼ぶ。ぼくが公務員な理由はものすごく簡単で、「公立の大学が雇用しているか…