Amazon ec2でRの実行環境を整える

前回の記事では、Amazon EC2でのサーバーの立て方と初期設定の方法とか紹介した。

そのあとやることは、もうRの設定である。 「apt-getでRのインストールして、RstudioのGUIコンソールでも準備しようかなあ」と思っていたら、そんなことをしなくとももっと簡単な方法がここで紹介されていた。 要はすでにRstudioの使用準備ができているOSイメージファイルでサーバーを立ち上げてしまうだけである。

めっちゃ簡単やないか!!

わずか5分でRstudio serverの準備が完了してしまった。

ただし、そのままだとid:rstudio pass:rstudioで誰でもログインできる情弱サーバーになってしまうので、ユーザー名の変更が必要。

まずは、ssh接続でサーバーにログインする。 用意されてるOSイメージはUbuntuをベースにしているので、ユーザー名はubuntuでログイン可能。鍵はAWSの管理画面からダウンロードできる。つまり

ssh -i AWSから落としてきた鍵ファイル ubuntu@サーバーのアドレス

まずは、suを打って、rootユーザーのパスワードを設定する。

んで、新しくユーザーを追加しよう。 adduserですぐにユーザーの追加ができる。ついでに、新しく追加したユーザーにもsudo権限を与えてあげるために、vim /etc/sudoers

root ALL=(ALL) ALL という記述があるはずなので、この下に ユーザー名 ALL=(ALL) ALL

と記述する。

あと、rstudioっていうユーザー名は消してしまった方がよさそうだ。不必要なアカウントは、バックドアになりかねない。vim /etc/passwdでファイルを開き、ファイルの末尾にrstudioのユーザー名が記述されているので、これを削除。

これでほぼほぼRstudioの使用準備ができた。 ブラウザでサーバーのアドレスを入力してみよう。Rstudioのログイン画面が表示されるはずだ。Rstudioのユーザー名・パスはLinuxのユーザー名・パスと共通なので、さきほど追加したユーザー名・パスでログインが可能なはずだ。