マジック・ナンバー(正しくはマジカル・ナンバーだけど)

マジカル・ナンバーとは?
簡潔には、「人間が記憶しておくことができるメモリ量」と考えるとわかりやすい。

元々の出典は
The Magical Number Seven, Plus or Minus Two: Some Limits on Our Capacity for Processing Information (George Miller,1956)

古っ!

どう考えても、この分野でその後の研究はあるはずだ。
が、単に調べてないだけなので、そのうちもっと調べてみようと思う。


この研究の面白いところは、「人間のメモリーは文字1つに対してメモリをひとつ占有。ではなく、チャンクひとつに対してメモリをひとつ占有」という点。

なので、単純かつシンプルなアイディアとしては、「チャンク7つ分までの文なら、人間は脳の中だけで処理できるはず。けど、それ以上のチャンクがあるなら、とたんに難しくなる」ということは言えそうだ。

似たような感じのことで、「チャンク数が増えれば、難しい文になる」と言えそうな気もしたが、問題はそんなに簡単でない。

チャンクの係り受けによっては、探索量が増加して、難しい文になる。とも言えそうだ。
その場合、難しさの増加は非線形になるはずだ。(難しさを数値化した前提で)

なので、「係り受けの探索量と、文の難しさ」についての論文を探してみたいなーと思う。


さらに、人間というのは便利なもので、関連することがらは紐づけして覚えやすくしている。例えば、「5の平方根である「2.2360679」なら「富士山麓、オウム、鳴く」でチャンク数は3』というように、表層的にはチャンクにできない数字まで変換してしまう。

こういうのも対応させてみたいもんだが、たぶん、ずーーーっと先の話になるんだろうな。とそんなことを思った。

The Magical numberについては、こんな説明をしているサイトがあったので、これを見ると理解が深まると思う。
http://www.musanim.com/miller1956/


参考までに
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000330.html