ソコトラ島とヤトロファ属の植物

ソコトラ島の話

まるでSF世界のような島ソコトラ島

変わった形の植物があった.その中のひとつ,幹がやったらデブで太く,そのくせ枝は細くて不釣り合いな植物があった.

書き込みを見たら,「ジャトロファ属の植物」と書いてあった.「ジャトロファ属」とは,別名で正しくは「ヤトロファ属」と呼ばれる. この植物の歴史と,人類との関わり,そしてバイオマス原料としてのヤトロファ属の話はここに書いてあった.

ちなみに,日本では「ナンヨウアブラギリ」と呼ばれている.日本人はWW2のさなかに,「ヤトロファ属が兵器の燃料になるのでは?」と考え,インドネシアを中心に栽培していたという.

そして,ヤトロファ属植物には,毒性があり,動物はいやがって,近づかない.この性質を利用して,インドネシアでは,動物防止の壁として使われているそうだ.

さらに,ヤトロファ属植物は,荒れ地でも育ち,また実も植えてから一年で成り,しかも50年近く生きる.これでもってバイオマス燃料の原料として使える.というのだから,いいことづくめだ.

発展途上国の農民生活を豊かにする可能性がある植物として期待されているとのこと.