威の飼い方

突然だけど,ぼくの手元には古いマシンがある.
Interlinkいうペットネームで知られるそのマシンは,知る人ぞ知る,そんな日本Victor製造のサブノートパソコンで,画面サイズがわずか8.9インチという小ささ,まさにネットブックの先駆けとも言える存在なのだ.(現在では製造中止)

タイトルの「威」というのは「インターリンク」という名前にちなんだインターリンクユーザー達が好んで使っていた愛称.

で,このマシンの初代を手に入れたのが高校生の頃,名古屋は大須の電気街で基盤だけが売られていたMP-XP3210を手に入れて,ヤフオクでジャンク本体を見つけてきて,組み合わせて再生させていた.そんな青春であった...

それから時は流れ...つい最近になってヤフオクでその上位機種のMP-XP7310がわずか2500円なのを見つけて,意気揚々と落札してしまった.
商品状態は
・落としたのか,本体カバーの隅が一カ所欠けている.
・起動はBIOSのみ確認
・ハードディスクはついていない
・電源コードは付いていない
・全体的に傷が多い

...まさにjunk好きを唸らせる一品であることは間違いない.

で,さっそく落札し,やってきた本体は...「うーん,予想通り汚いなあ」

というのことで,今回の方針
・とりあえずHDDを移植してみる
・基盤が全部生きていたら,そのままサブマシンと利用
・汚い?そんなの気にしない!

http://www.eonet.ne.jp/~akukan/kuroinu/interlink_11b_to_11g.html
に分解解説があって助かる.なんせ,数年ぶりの解体なもので...

ということでさっそく分解に...と,思いネジを見ると..「なんじゃこりゃ!」
そこには星形のネジ穴が...そうこのネジは”トルクスネジ”だったのだ!

しかも.中心に穴があって専用ドライバでないと回すことができない”いたずら防止仕様”!

さらに,ネジのサイズは”あまり目にしないT7”!

というとてつもない構成のネジを苦戦しながら探すこと一日(でもホームセンターを3軒を回って),ようやく見つかったのがトルクスレンチセット(500円).

...意外に安かったな...

ということで,早速空けていきましょう!

ばきばき,ガリガリ...めきめき...

(中略.そして3時間後)

さて,ようやく移植したぞ...
注目のHDD起動編はいかに...!?

(次に続く)